サウナ愛好家のみなさんこんにちは!
今回は東京都文京区にある「東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(スパラクーア)」をご紹介します。
スパラクーアは、東京のど真ん中、文京区春日に位置し、“聖地”と呼んでも過言ではない温浴施設ですね。
ドラマ「サ道」で取り上げられ知名度も高く、今では“サウナに目覚めた人々”が全国から集まる都内屈指の人気スポットではないでしょうか。
東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(スパラクーア)の魅力
スパラクーアが入っている東京ドームシティのラクーアという施設は、買い物・グルメ・エンタメ・温泉すべてが一体となった“都市型リゾート”。ただ汗をかくだけでは終わらない、都会の喧騒を忘れる“非日常のととのい空間”が広がっています。
ラクーアの6階にあるフロントへ向かう専用エレベーターに乗ると、まるで都会のオアシスへ誘われるような感覚。降り立った瞬間に広がるのは、柔らかな照明が包む上質な空間。
受付スタッフの丁寧な案内を受けながら、リストバンド型のロッカーキーを受け取ります。
このリストバンド、実はただの鍵ではありません。
スパラクーアの“サウナアラート機能付きリストバンド”は、入浴中の時間管理や体調目安をサポートしてくれるハイテクツール。
サウナ室内では黄色の点滅・振動で「そろそろ出る頃合い」、赤色点滅で「水分補給のタイミング」を知らせてくれる優れものです。
自分のペースにこだわるサウナーでも、慣れてくるとこのバンドのリズムで動くのが心地よくなってきます。
館内は洗練されていながら、どこか温かみのあるデザイン。カップルやグループでも訪れやすい雰囲気です。5階にはレストランやリラクゼーションスペース、マッサージやエステまで完備。
“ととのった後の過ごし方”までデザインされているのが、スパラクーアの良いところですね。
スパラクーアのサウナの魅力
スパラクーアのサウナゾーンは、4つの異なるコンセプトサウナが揃い、どんなスタイルのサウナ好きでも満足できる構成になっています。
オールドログ|100℃の正統派フィンランドスタイル

ログハウスを思わせる木の香り豊かな高温サウナ「オールドログ」。
室温は100℃。2段構成の室内には8人ほどが座れる小ぶりなサイズ。
テレビはなく、ただ木の香りと自分の鼓動、そしてロウリュ石の熱気に包まれる空間。
この“静けさ”が良く、誰もが黙々と汗を流す。木の香りと熱が体の芯に入り込み、瞑想のような集中状態に入っていく。10分もすると、身体の中の余分なものがすべて蒸発していくような感覚に。
サウナマットは個別に用意されており、衛生的でとても気持ちが良いです。
ヴェレ|オートロウリュが生み出す“心地よい熱の波”

オールドログのすぐ隣にある広めのサウナ「ヴェレ」。こちらは20人ほど収容可能で、開放的な造り。
80℃前後のほどよい温度設定ですが、毎時30分のオートロウリュが熱波を運びます。
オートロウリュが始まると、室内の空気が一気に湿度を増し、体感温度がグッと上昇。
柔らかい熱が全身を包み込み、自然と呼吸が深くなる。テレビも備え付けられており、長く入っても退屈しない。まさに“リズムよくととのえる”タイプのサウナです。
ヴィルデンシュタイン|アウフグースの熱狂

スパラクーアで人気を集めているのが、この「ヴィルデンシュタイン」。
2段構成・30人規模の大型サウナで、ここでは1日6回ほどアウフグースイベントが行われます。
アウフギーサーによるタオルの舞、香り高いアロマ水の蒸気、そして訪れる“熱の嵐”。
イベント時の熱気は圧巻で、まさに“熱のライブステージ”。
非イベント時には静寂の中でじっくり熱を味わうことができ、同じ空間とは思えないほどのギャップを楽しめます。
このサウナの魅力は「人と熱の一体感」。汗をかきながら、同じ空間にいる全員が“今この瞬間”を共有している感覚。サウナーとしての魂が呼び覚まされる場所です。
アウフグースが開催されていない時間帯は通常のサウナとして利用できますので広い空間で静かにじっくり熱を感じたい方にもオススメです。
尚、アウフグースを楽しみたい方は脱衣ロッカー入口カウンターにて事前申し込みが必要です。
受けたい時間帯の空き状況を確認し、専用のリストバンドを受け取るといった流れになっています。
コメア|露天に佇むセルフロウリュサウナ

最後は露天風呂エリアにある「コメア」。定員6〜7名ほどの小ぶりなサウナで、温度は70℃前後。
ここでは、自分の手でアロマ水を石にかける“セルフロウリュ”が楽しめます。
フィンランドスタイルの穏やかなサウナで、アロマの香りに包まれながら静かに自分と向き合う時間。
東京ドームの巨大な屋根の横で、アロマの蒸気に包まれる瞬間はまさに都会の楽園。
ロウリュのたびに空気がふわっと柔らかくなり、時間の流れが緩やかになる感覚。
スパラクーアのサウナはどれも“熱の質”が違う気がしちゃいましたね。高温で一気に攻めたい人も、穏やかに長く入りたい人も、全方位で満足できる構成になっております。
[PR]スパラクーアの水風呂の魅力
サウナを出た後に待っているのは、スパラクーア自慢の「2種類の水風呂」。
それぞれの個性が際立ち、気分やコンディションに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

深めで水流のある“王道クールバス”
オールドログの隣にあるのが、深めの16℃水風呂。階段を上って入るタイプで、腰まで一気に沈み込むと全身がキュッと引き締まる感覚。冷たさだけでなく、水流があるため常に新鮮な冷たさを感じられる。
サウナで開ききった毛穴を一瞬で閉じ、頭の中が真っ白になる。
まるでスイッチが切り替わるように「無」になれる瞬間。まさに“ととのいの入口”です。
優しいバイブラ水風呂
もう一方の22℃水風呂は、浅めでバイブラ付き。冷たすぎない温度で、長めに入っても心地よい。
サウナ初心者や冷水が苦手な方にはこちらが最適です。
22℃でもバイブラの効果で体感温度はやや低く、柔らかな冷たさが心地よく肌を包む。
サウナでしっかり熱を入れたあとにこの優しい水風呂に入ると、まるで“包まれるような安らぎ”を感じられます。
スパラクーアのサウナ後の休憩
水風呂から上がった後、次に待つのは休憩の時間。
スパラクーアには、内風呂エリアと露天風呂エリアそれぞれに休憩スポットがあります。
内風呂エリア
広い浴場内にはベンチと休憩椅子、リクライニングチェアが配置されており、身体を冷ましながらまどろむのに最適。白を基調とした清潔感ある空間は、照明も柔らかく心が落ち着く。
露天エリア
私のおすすめは何と言っても露天風呂エリア。東京ドームの屋根を間近に眺めながら、外気浴ができる贅沢な環境。昼間は青空の下で風を浴び、夜はライトアップされた東京ドームの光が幻想的に輝く。
深く腰を下ろして空を見上げると、都会の喧騒が遠くに霞んでいく。
わずかな風の流れ、遠くから聞こえる街の音、そして心臓の鼓動だけが響く――
「これぞ東京のど真ん中で味わう“ととのい”だ」と実感します。
スパラクーアのアクセスと営業時間
スパラクーアへのアクセスと営業時間について整理しておきます。
- 住所:東京都文京区春日1-1-1
- アクセス
- 東京メトロ後楽園駅より徒歩1分
- 都営地下鉄春日駅より徒歩2分
- 都営地下鉄水道橋駅より徒歩3分
- JR水道橋駅より徒歩6分
- 駐車場:ラクーア内駐車場170台有(有料)
- 営業時間:11:00~翌9:00
- 定休日:なし(不定期で休館日有)
電車の場合、どの路線からも徒歩数分で到着できる利便性の高さは、仕事帰りにも、休日のリフレッシュにも、予定の合間にも立ち寄れるのが良いですよね。
営業時間は11:00〜翌9:00までと、ほぼ24時間営業に近い長時間営業。
深夜滞在も可能なので、「夜にととのって朝風呂でリセット」という贅沢な使い方もできます。
定休日は基本的になく、年中無休で営業しているのもありがたいポイント。
さいごに
東京ドームシティの中心にありながら、静寂と癒しに包まれる空間。4種類の個性あるサウナと2種類の水風呂、そして東京ドームを望む外気浴。最新技術のサウナアラート機能付きリストバンドが快適なサウナ時間をサポート。温泉・食事・休憩スペースまで全てが上質に設計されており、“一日中ととのえる”至福のスポットです。
スパラクーアは、ただの温浴施設ではありません。ここは“都会にいながら自然と調和する場所”、
そして“日常をリセットするためのサウナ聖地”と呼んでも良いのではないでしょうか。


